組み方

差す
土台、柱、梁などの接合部分。鼻栓、込栓、楔を必要によって使い分ける。
柱を貫通する板材。粘りのある伝統的な構造の一番の特徴。
繋ぐ
追っ掛け大栓継手 長さが必要な梁などに用いる。様々ある継手の手法の中では最も強度が得られる。
車知(しゃち)継ぎ 柱を挟んだ二本の差鴨居を引き寄せて固定する。

造作

アカマツ、カラマツ 木材は高温により急激に老化する。天然乾燥、低温乾燥のものはじんわりと表面に浮いてくる油分で自然と光沢が出てくる。
家具など

土壁

小舞
竹小舞 松本平近隣のマダケやハチクを初冬に伐採したものを利用。
木小舞 タケは伐り旬が限られているので、手に入らない場合は木で代用。壁が割れないよう節のない素直な材が必要。
荒壁 粘土質の土と藁が主原料。発酵させるほど上質になる。
中塗り 砂が多く、壁の強度を高くするには欠かせない。
土佐漆喰 スサと混ぜて発酵させた漆喰。割れにくく厚く塗れるので、強度があり水に強い。